中2の手記⑲
次回が最終回。
021 2018 3/25 2年という月日の中で
先日、遂に学校で終業式が行われた。
これによって、私の中学2年生としての活動は本当に終了した。
昨日からは春休みだ。
しかし、それは遊ぶだけの期間ではなくて、やはり勉強もしなければならない。
こんなところで気を抜いてはいけないのだ。
だが…私はあいつらに嫉妬しているのかもしれない。
あいつら、つまり学校の生徒たちは、大半が何にも分かっていない馬鹿だ。
勿論、私はそのような馬鹿にはなりたくないが、それは大抵が「学生」という枠組みの中で良い方向に傾いている。
取り敢えず、学業の根本的な成績は置いといて、奴らは学校の良い側面だけを見ることが出来るのだ。
だから、奴らは「学生」を楽しむことが出来る。
それに、将来に希望を持つことが出来る。
既に根にあるものが異なるのだ。
それに、あいつらは人生を楽しめる。
そして、普通の人生を送れている。
「普通」というのがどれだけ幸せなのか、きっと奴らは何も分かっていない。
それがまた醜いが、それに嫉妬している自分もいる。
あいつらは幸せだ。
私とは何かが確実に違う。
その違いを無くすのは、奴らと自分、全員が死ぬまで不可能なのだ。
思えば、私は何でも普通じゃなかった。
それは今でも変わらないが。
だからこそ、普通でいられることに憧れていた。
しかし、今はその気持ちが変わってきているかもしれない。
自分の変なところは個性として認める。
そうでもしないと、自分が自己否定をすることになるから。
2年半の間に、着実に考え方が変わっていたのだろう。