松江塾と名ばかりJK(6)
勉強時間報告が始まり、私は毎日真島先生に勉強時間を報告しなければならなくなった。
そして、高校生の報告する勉強時間をランキング形式で並べる記事が投稿されるようになった。
こんな感じで毎日毎日、先生が高校生全員の勉強時間を手作業で集計して載せる。
毎日ブログをチェックする私にとって、確実なモチベーションになった。(いつか再開してほしいな…)
しかし…
私は毎日勉強時間を報告することができなかった。
モチベーションは上がっても、それだけじゃどうにもならないほど心身がやられていたのである。
1週間くらい報告が飛ぶこともあったし、勉強時間自体も短かった。
10時間、12時間勉強する高校生の姿を文字で確認するだけの日々が続いた。
中間考査が終わって、私はまたLINEで先生に相談していた。
同じ日にこんな記事が投稿されていた。
ここに書かれた「名門校に通っている子」…
おそらく、私のことを指しているのだと思う。
まあ色々と相談が続いたのだが、一番最初の文言はこれだった。
「学校に行く意味を見い出せない」
もうこの時には分かっていたみたいだ。
さらに続いて
「コロナで休校になって、あの時は1人で勉強してましたが全く苦が無かったんですよね
むしろ1人のほうが成績が上がって、学校に通う今は成績が下がっている
授業の質もピンキリだし、何のために高校行ってるんだろう…って休校を通して考えるようになりました」
と書いてある。
まさに今私が思っていることだ。
当時はまさか自分が不登校になるなんて思っていなかったから、決断することができなかった。
でも今なら決断できる。
この時から思っていたことを、私は今実行しているだけなのだ。