小2の孤独
いじめを乗り越えて迎えた2年生。
しかし、そこで待っていたのは孤独だった。
クラスで全く友達ができず、誰とも話さない日が続いたのだ。
朝の健康観察で「元気です」と言ってからは、一日中声を発さない。
私の友達は自由帳だった。
休み時間になれば自由帳を開き、そこに自分の妄想の世界を作っていた。
最初は絵や迷路を書いていたが、途中からは物語を書くようになった。
いわゆる作家ごっこだ。
この趣味は小学校を卒業する頃まで続き、私の楽しみになっていた。
自分の小説を見返すのが楽しくて、しばらくそのときの自由帳を保管していたのだが、最近になって捨ててしまった。
もし残してたらここに載せたかったのだけど…
この年は担任の先生にも恵まれず、私が一人でいることは放置されていた。
しかし、ここでも私は発達障害の特性を発揮。
一人で自由帳に書き込むのが楽しかったので、周りの心配をよそに全く気にしていなかった。
むしろ、友達を無理に作るのが嫌だったので現状に満足していたと思う。
このあたりは今も全く変わらない。
私は、幼くして孤独な時間を楽しんでいたのだ。