名ばかりJKの色々

名ばかりJKの日々の記録。苦悩は尽きない

中2の手記⑱

春を迎えてからの、不安と絶望について。











020 2018 3/18 あの日の記憶

「小学校を卒業したのが悲しいです( ;∀;)」
「中学校生活が不安…」
「高校ではどうすればいいですか?」

私にだって、そういえばそういう風に思い悩んだ時期があったはずだった。
思春期の女子みたいに悩んでいたはずだった。

…でも、それは一体何だったんだ?

あれは丁度2年前の今の時期だった。
私は晴れて小学校を卒業し、これから始まる中学校生活に期待と不安(概ね不安だったが)を寄せ、何とも言えない気持ちになっていた。

それもそのはず、2年前の小学6年の当時のクラスは何というか、とても良いクラスだった。
私の語彙力でこれ以上説明するのは残念ながら出来ないが、取り敢えず言えるのは、非常に良い心地でその小学校を卒業したということ。
一応、仲のいいクラスメイトだっていたし、先生にも恵まれ、他のクラスを圧倒する良さがあった。

__しかし、これが私を苦しめる大きな原因になってしまった。

まるでそれまでの私の心を嘲笑うかのように、あの醜い中学校は自分の全てを確実に蝕んでいった。
地獄のような毎日。
友達は勿論おらず、孤独な日々を送る。
誰も私のことなんか分かっちゃいない。
私はそうやって壊れていき、こうして今の手記に辿り着いた__

ああ、全ての小、中学生よ。
進学というのは、私たちの全てを変える力を持っている。
その波にどうか飲み込まれないでほしい。
私自身、あの時は確かに「自分」をしっかり持っていたはずだった。
…でも、今はどうだ?
中学生になって2年が経って、私はとうとう最高学年の生徒になる。
でも、それに私は何の期待も抱かない、抱けない。

私はこの時期になるといつもあの時代を懐かしく思い、そして今を蔑む。
そんなに昔のことじゃないはずなのに、それはとても遠い存在になってしまった。
私はこれからも春になればこんなつらい思いをするのだろうか…











いや、私が春に辛い思いをするのはこの年が最後になった。



翌年、私は自分で選んだ高校に合格し希望を持って入学する。



その次の年は社会全体が混乱し、まともなスタートを切れないが辛いわけではない。



2年半前の私、そんなに絶望する必要はない。



「自分」が正しく存在していて、波に飲み込まれることもない。



あなたがまだ知らない場所に、予想よりも良い環境があったのだ。