勉強でトップを目指す原点となった、小4の出来事①
私の勉強遍歴を語る上で外せない出来事が、小4の時に起こった。
なので、今回はそのことについて書いていきたいと思う。
勉強というのは、学年が上がるにつれて難しくなるものだ。
多くの人が、小学校、中学校、高校、大学…と続く課程のどこかしらで勉強に躓きを感じたのではないか。
そして、一定数の人がはじめて勉強で躓くのは、小4の時だと私は思う。
私の周りでは、小3時点で勉強が分からないと感じている人はほとんどいなかった。
普段の授業でも、困っている人はあまりいないようだった。
それが、小4になって変わった。
クラスの中であれが分からない、これが分からないと言っている人が急に増えた。
しかし、私は違ったようで…
少なくとも、小学生のうちは勉強で分からないことが何も無かった。
テストは悪くても90点、そこから100点までの間を行き来する感じだった。
(これでも、小学校より中学校のテストの得点率が高いことが多かったのだが…w)
特別な勉強をしていたわけではない。
大体、うちは教育ママの真逆を行く母と病気に侵された父しかおらず、小学校高学年に差し掛かる頃には家庭が荒れて勉強どころではなかった。
当然、塾にも行かず市販の問題集を解いたことは一度も無かった。
宿題も、よくある音読の宿題こそちゃんとやっていたが、ドリル類はテレビを見ながらあるいは寝落ちしながらかなり適当に済ませていた。
ただ、授業は真面目に受けていた。
しかし、普通の公立小の授業でその内容を完璧に理解できる人は多くないはず。
なぜ、私は授業を聞くだけでテストで高得点を取ることが出来たのか?
その理由は地頭だろう。
ここで注意したいのは、私の地頭が飛び抜けて優れているわけではないという事だ。
今通っている高校では、私と同程度、あるいはそれ以上の地頭を持つ人が多い。
これは私の実際の肌感覚、他の人から聞いた話によるので間違いない。
トップ校で普通にいる程度、公立小、公立中ならクラスに1人はいる程度。
少し努力を怠れば、簡単に勉強で負けてしまうようなものだ。
それで、私の地頭が良かったというのが一番の理由になるわけだが、この地頭には自閉症が大きく関わっていると思う。
私の自閉症は知的障害を伴わないタイプ。
そして、発達障害の人は成長に大きな凸凹があり、能力差が極端なのだが
私の場合、最大限に凸な能力が勉強だったのだ。
私は覚えていないのが、自閉症だと診断されてすぐの頃
すなわち3歳くらいの時に、知能を測るテストをした。
この時、私は全く喋れず癇癪もひどかったのだが、下された診断は…
自分は、中2くらいの知能を持っている
というものだった。
この類のテストは年齢が低ければ低いほど実際より知能が高く評価されるので、今テストをしても同じような結果は出ないと思うが、
やはり異常な数値だろう。
だから、この地頭は誰かに育てられたのではなく、私が生まれつき持っている。
こう書くと羨ましいと思う人がいるかもしれないが、その代償はあまりにも大きい。
詳しくは省略するが、発達障害特有の生きづらさも備わっているので良いもんじゃない。
この地頭を使って私は小学校の勉強を乗り切っていたのだが、そこでどんな出来事が起こったのか?
思ったより長くなってしまったので、次回そのことについて書こうと思う。