中2の手記⑰
今回は、卒業式を終えてから書かれたもの。
018 2018 3/14 全ては自分のために
先日、私の通う中学校にて卒業式が執り行われた。
その日を持って、3年生は卒業し、校内から姿を消した。
つまり、私達2年生がその日から最高学年の生徒となったのだ。
そうなると、周りは私たちに最高学年の生徒としての自覚を問いてくる。
「もうすぐ受験なんだから」
「最高学年としての自覚を持ちなさい」
そんなことは分かっているし、どうでもいい。
なぜなら、どうせそれらはまともな知能を持たない猿共に向けた呼びかけなのだから。
卒業式の様子だって、猿が集団で行動しているかのようだった。
学年に一人はいる金髪の女。
いい加減な態度を取る男。
__何が、そんなに楽しいのだろうか。
こんな茶番劇を無理やり見せて、誰が「最高学年なんだから、しっかりしなさい」と生徒たちに躾ける権利を持つのだろうか。
そして、私がそれにアホのように従う必要はあるのだろか。
もちろん表向きはアホ面して従っているが、それは自分を守るため。
そう、来年の受験の時期だって、全ては自分のためにこの身を捧げるのだ。
うーん…
いい高校に受かるためには、内申点を高くしなければならない。
しかし、内申点が高くなるためには実力だけじゃ足りない。
先生の言うことを聞く真面目さが必要で、優等生のふりをして3年間過ごすのだ。
私たちは内申点を人質に取られていた。
特に、私は精神を削りながら別人格を演じていた。
この問題は多くの人に降りかかる。
何とかならないものか…