Rewrite 「一戦目」
一番最初にリライトするのは、この記事。
一戦目
https://nabakarijknoiroiro.hatenablog.com/entry/2020/02/05/194840
今年の2月5日、高校入試シーズンが始まるのに合わせて自分の高校受験について書いたものだ。
まだブログを始めて間もなく、全くアクセスもなかった頃。
文章の構成も気に入らないので、タイトルも含めてちょっと書き直してみたいと思う。
「甘えと失敗」
私は、高校受験というものを今まで3回経験している。
私にとって、受験とは非常に複雑な思いをした場なのだ。
そんな変人の孤独な戦いを、一つずつ振り返っていきたいと思う。
まず一つ目。
私は3回中2回、同じ高校を受けている。
その高校が、今通っている高校だ。
今回はその1回目の受験。
模試の判定では合格率70〜80%。
しかし過去問の手応えはあったかと言うと…
今思えば無かったかもしれない。
というか確実に無かったし、問題が全く解けなかった。
だけど、当時の私は楽観的に受験を捉えていた。
なぜなら、それまで学校での成績はトップクラスを走り続けていたから。
通っていた中学校はレベルが低く、マンネリ化がひどかった。
どうせ受かるだろうという気持ちがどんどん私を堕落させていって…
本当に認識が甘かったのだが、勉強時間は受験が近づくにつれて減っていった。
過去問の出来が上がることもなく、迎えた当日。
私は全く緊張していなかった。
それは本気で受験を経験していなかったからだろう。
問題を解いている最中も気持ちが浮ついていたし、周りのことばかりが気になっていた。
試験が終わって振り返れば出来は悪かった。
でも受かっても落ちてもどっちでもいいだろうという、トップ校受験生としてあるまじき気持ちがあった。
それは、この高校を落ちてもまた受験することができるからだ。
私の地域には、そのようなシステムがあった。
しかしそんな状態で受験に合格するはずがない。
そして結果が発表される日。
緊張もせず、結果が告げられるのを待つ。
…
…
不合格。
やっぱり、という感じだった。
ショックではなかったが、同じ中学には合格した人もいて比較された。
やはり、2回目で受かるよりも一発で受かるほうが難しいし受かったらカッコいい。
一時期はずっとトップで、有力候補とされていたこともあって私は非常に触れにくい存在となってしまった。
受かった人はちやほやされ、私は微妙な扱い…
プライドは傷ついた。
そして、周知の事実だったのに私がやっと気づいたこと。
私はトップから落ちていた。
無知すぎた。
でも、私はまだ本気で勉強する気になれなかった。
自分に甘え、失敗した受験。
私の人生初受験は、不合格という結果に終わってしまった。