特別な始まり
今日は、新たな生活が始まる日…のはずだった。
私の通う高校では、今日始業式が行われた。
新たなクラスが発表され、その結果に一喜一憂しつつも一日が終わった。
これから新しい思い出を作っていくはずだった。
しかし…
今日の午後になって、突然休校延長の知らせがやって来た。
ここ最近は、自分の周りを取り巻く環境が本当に目まぐるしく変化している。
私は高校2年生であり、まだその変化にもついていけるような状況があると思う。
しかし、不憫なのは高校1年生と3年生だ。
高1は、高校受験もはじめての高校生活も全てコロナに振り回されて、節目を迎えることが難しくなっているだろう。
また、高校の制服が届いておらず、中学の制服で入学式に臨む姿は統一感もなく可哀想だった。
高3は、何よりも大学受験で大きな影響を受けるだろう。
このままの状況だと、来年の受験は浪人生が圧倒的に有利になることは、ある程度受験に精通した方なら分かるだろう。
さらに追い打ちをかけるように、大学では入試改革が行われる予定だ。
これらを考慮すると、高2は比較的休校の影響を受けないと考えられる。
しかし、私はこの再びの休校を無駄にはしたくない。
休校期間やその間の指示の詳細を見た上で、私はある所にコンタクトを取ろうと思っている。
今は、その場所の選択肢は2択にまで絞られており、どちらにするか悩んでいる状態だ。
私は、まだまだ何かを成し遂げられたわけではない。
今までの人生で初めての、特別な新学年の始まりだ。