高学歴には発達障害が多いのか?
世間でよく言われることがある。
"東大や京大など高学歴には、発達障害の人が多い"
"頭のいい人は、アインシュタインのようにたいてい発達障害を持っている"
これは本当なのだろうか?
世間の人の偏見なのか?
ということについて、当事者である私が考えてみたいと思う。
高学歴な人の中には、発達障害を持つ人が多いのか?
結論から言うと、私は多いと思っている。
誤解しないでほしい。
私は、このことに関して全く差別意識を持っていない。
あくまでも、私が今まで見てきた中ではそういう傾向があったというだけの話だ。
それでも、今の高校にはその傾向が顕著に表れていると思う。
例えば私が今いるクラスには、私を含めてざっと数えてみると7人ほどそれらしき人がいる。
やけに多いな、と思った人もいるだろう。
確かに、40人のクラスでこれだけ発達障害の人がいるというのは珍しいと思う。
しかし、高学歴でない普通の学校のクラスでも発達障害の人はそれなりにいる、ということをみなさんは知っているだろうか?
今まで見た感じだと、普通の学校のクラスでも2、3人は発達障害者だ。
世の中には、みなさんが思っているよりもずっと多くの発達障害者がいる。
話を戻す。
私の通う高校にはいわゆる「変人」がたくさんいる。
昨日の記事に出てきたBも、「変人」扱いされていたし、傍から見ればそういうふうにしか見えないだろう。
そして彼も…
私から見れば、それがどうなのか瞬間的に分かるのだ。
以上のことから、私は高学歴な人の中には発達障害を持っている人が多いと考えている。
私は、発達障害を持つ人が日常生活に適応するには、ある程度の我慢と訓練を繰り返すしかないと思っている。
よく専門家が「発達障害者には、何をしても褒め倒してください」というようなことを言っているが、あれは綺麗事だ。
実際の日常生活は褒められることなんて少なくて、要求されるのは我慢ばかりなのだ。
でも、その中で大切にしてほしいのが自分の長所。
例えば、私なら勉強ができること。
これだけが、人生の武器として私を引っ張ってくれた。
そして、同じ高校に通う発達障害の彼らもきっとそうだ。
私たちは、なんとかして苦難の連続を乗り越えてきた。
何か唯一の武器を大切にすることができるから、高学歴な人の中には発達障害者が多いのかもしれない。