松江塾と名ばかりJK(2)
高校が臨時休校となり、私は家に引きこもることになった。
学校から指示された課題を消化しつつ、家で勉強する日々。
私にとってこの生活は決して苦しくなく、むしろ充実した生活だった。
しかし、なんとなく刺激のない日々に退屈も覚えていた。
一方、ブログで見る松江塾は刺激にあふれていた。
コロナ渦を利用してオンライン化を進め、あっという間に仕組みが完成した松江塾。
後にブログで、コロナ以前から不登校の生徒のためにオンライン化を考えていたことが書かれていた。
そういうことだったのかと納得し、そのスピーディーな動きに驚いた。
(この時はまさか自分が不登校になってオンライン化の恩恵を受けるとは思ってなかったけど…)
そして、私はいつしかこのオンライン松江塾の生徒になりたいと思った。
少なくともこの記事を書いた時には思ったようだ。
nabakarijknoiroiro.hatenablog.com
最後の方で、こんなことを書いている。
もし何らかの変化があって、私の住む県でも休校延長が発表されたら?
私は、ある場所に助けを求めようと思っている。
その場所は、私がブログを始めるきっかけとなった場所。
前を向く大人たちがいる場所。
仲間と切磋琢磨できる場所。
目安は、休校が延長される期間とその間の学校の対応。
それによって、助けを求めるかどうかを決めていきたい。
だけど、助けを得るためにはお金が必要。
ということは、必然的に親に相談しなければならなくなる。
しかし、同意が得られるかどうかは正直微妙だ。
こんな場面でも、私は自分から戦っていかなければならない。
それがこの家に生まれたときからの宿命なのだ。
この「ある場所」こそが松江塾である。
当時の対応としては、4月5月の月謝は無料で6月から有料化するという流れだったんだよね。
まあその有料化もすぐに終わって、今では何をしても無料になった。
それに、当時はこんな感じで大々的に外部生の募集をしていた。
今は、中学部を卒業していない高校生が松江塾に入ることはできない。
毎日ブログを見ていたおかげで、私はこの動きをすぐ知ることができた。
そして、2020年4月11日。
nabakarijknoiroiro.hatenablog.com
私は松江塾の完全オンライン生として入塾した。
松江塾にとって、これがはじめての関西からの入塾者だった。
今は他にも関西の人がいるけど、滋賀県で唯一の塾生であることは変わらない。
そして、ここから私と松江塾は直接関係を持つことになる…