学生が採点ミスを指摘した結果
中2の頃、こんなことがあった。
学校の社会の定期テストで、私は100点を取った。
しかし、答案が返却されたあと模範解答に誤りがあったとして本来の答えが違うものになった。
そして、私の100点の答案には❌がつけられて96点に…
クラスで同じく100点を取っていた子と、二人で返された答案を見てあ然。
本当に私の回答は間違いなのか?
疑問に思って家でその箇所を確認してみたが、どうにも納得がいかない。
問題はグラフを読み取ってその値がAかBかを選ぶ、というものだったが、私の回答は模範解答とはABが逆になっていた。
でも…
解説もなく、どう読み取っても間違いだとは思えない。
問題の元となったワークに載っているグラフを見てみても、やっぱり理解できない。
私は直接先生に説明した。
社会のワークと答案を照らし合わせて、ここがこうでこうなっているから…私の回答は正しいと思う。
懇切丁寧に説明した結果、先生はちょっと持ち帰らせてくれと。
この時点で、私の回答は正しいのだと思った。
そして数日後。
私の回答は⭕になり、100点の答案が返ってきた!
やっぱり、私の考えは間違ってなかったんだ!
そう喜んだのもつかの間で、先生は続けてこう言った。
「確かに〇〇(私)さんの言うことは合っているので、マルにします。〇〇さんはよく理解している。
でも、これをみんなに言ってしまうとみんなは理解できてないのに点数を直してくれとやって来る。
それは良くないから、このことは他の人に言わないでくれないかな?
〇〇さんのテストは100点にしておくからね。」
…え。
つまり自分たちの採点ミスは認めずに、他の人には隠しておくということなのか!
ありえない対応だった。
みんなが理解してないというのは、このミスを公表しない理由にはならないだろう。
そもそも、この採点ミスは最初は無かったんだ。
当然、その学年の社会を担当する教師は複数人いて、1人が思いつきでこの採点はおかしいと言っただけでは模範解答が変わることは無かっただろう。
つまり、複数人の社会教師がミスをした…?
それを、いくら学年で一番賢いと言ったってたかだか中学生に指摘されたのは嫌だったのか…?
自分たちが悪いのに。
テストが返されたあと、自分がどこを間違ったのか、その採点は正しいのかきちんと確認することは大切だ。
そうしないと、私のように正当な評価が行われないかもしれない。
(確認、抗議しても私のこの場合は…😅)
当時はたまたま他の教科も調子が良くて、3教科100点を取り5教科で494点取れた。
その記録は中学生時代の自己ベストだが、このことがなければ490点…
高い点数が取れた喜びと、教師への不信感がますますつのったこの時期。
ということで、とても記憶に残っている定期テストだったりする。