Rewrite 「ガラスパリーーーーンッ!離婚届ばーーーーん!」
久しぶりのRewriteシリーズ。
今回リライトするのはこの記事!
ガラスパリーーーーンッ!離婚届ばーーーーん!
https://nabakarijknoiroiro.hatenablog.com/entry/2020/02/07/195646
最悪な家庭状況の中で起きた悲惨な出来事を、当時の文章力では上手く表現することができなかった。
なので、もう一度書いてみたいと思う。
「ガラスパリーーーーンッ!離婚届バーーーーンッ!」
こんなことがあった。
私が年中さんくらいの頃、ちょうど父の難病が発覚したばかりの時のこと。
かなり前の話なので、覚えていないことが多いのだが…
父は病気の進行によって出来ることが減り、精神のコントロールも難しくなっていた。
脳が萎縮していくので、今までできていた事が何もできなくなるのだ。
そんなことが影響したのだろうか。
突然、父が怒ってリビングのガラステーブルをひっくり返した!
ちゃぶ台返しならぬリビングテーブル返し!
当然、リビングには天板のガラスの破片が散乱していた。
一歩間違えていたら、私はガラスの破片で大怪我したかもしれない。
床に大量のガラスが残る中、私は母と一緒に家を出て避難した。
私は父に殺されかけたのだ。
しばらくして、騒ぎは近隣にも伝わった。
そこからも私ははっきりと覚えていないのだが、3人は冷静になり一旦集まった。
何を話していたのかは分からない。
しかし、これだけは覚えている。
誰かが持ってきた1枚の書類。
それは…
離婚届だった。
私は恐怖を覚えた。
今だったら大したこともないだろうが、当時の私はまだ幼稚園児だ。
実際には相当な修羅場で、私は深く傷ついたのだと思う。
結局、その時には離婚しなかったから今の状況があるのだが…
あんなことは、本来なら幼児が見ていいもんじゃない。
しかし、これが私にとっての家族。
こういう家族がいたからこそ、私は強くなったのだ。